中国政府が派遣した中医チームが作成した
COVID19治療のための方剤(☆予防の方剤ではないですよ)

清肺排毒湯
(適用範囲:軽症、通常型、重症、重篤の患者には状況に合わせて使用)
基本方剤:麻黄9g 炙甘草6g 杏仁9g 生石膏15~30g(先に煎じる) 桂枝9g 沢瀉9g 猪苓9g 白朮9g 茯苓15g 柴胡16g 黄芩6g 姜半夏9g 生姜9g 紫苑9g 冬花9g 射干9g 細辛6g 山薬12g 枳実6g 陳皮6g 藿香9g)

日本でも作れます

実は、有事に備え2週前に6日分入手しました

名古屋鶴舞の明昭堂に調剤をお願いしうちに郵送してもらいました。


保険適応の生薬がほとんどで、これを処方し、
保険外の射干(やかん)と款冬花(かんとうか)は自費購入して自宅で煎じる時は一緒に投入します。(混合診療じゃん!ってつまらないツッコミしないでください。個人で買って投入しているだけです)

保険外の薬と郵送代も含め、全部で4800円ぐらいです。

射干や款冬花は普段あまり頻用しない薬剤なのに、明昭堂は気前よく翌日入荷してくれました。感謝です。

情熱、ですね。いつもここの漢方愛を感じます。

ちなみに4月1日より、都築医院の門前に、この明昭堂と同じ母体の草漢堂が調剤薬局としてきます。

煎じ薬はもちろん、丸薬、外用薬なども一緒に作っていけそうで、心強いです。

栄養士さん2人も雇っていただいて、今後都築医院での栄養指導、生活指導も充実していけそうです。西洋医学的な観点と、中医学的観点の両方から患者さんにアプローチできれば良いと思います。

(例えば、西洋医学的栄養指導では、腎障害以外の高血圧患者にK摂取をすすめ野菜果物の摂取を勧めており、基本的にそれを推奨しますが、ただし中医学的に生野菜や果物はおおよそ寒性なので、腎障害のない高血圧症でも陽虚の患者には勧められません。陽虚じゃなくても季節外れの野菜や果物は勧められません。
糖尿病患者さんでは、西洋医学的には炭水化物を食事の60%以下に抑えるよう勧めており、基本的にそれを推奨しますが、ただ中医学では同じ炭水化物でも五穀と野菜の炭水化物の性質は大きく異なり、五穀の摂取量は抑えてはいけないと考えてます、etc)

話逸れましたが、清肺排毒湯は日本でも作れます
薬局さんが頑張ってくれれば

先生方は迷ったら明昭堂 草漢堂に言ってください。全て揃えられます。
処方箋と住所などFAX後、処方箋を薬局に郵送、
後は生薬が着払いで届くだけです。
あ、患者が個人で薬局から射干と冬花を自費で買わなきゃいけません。これも連絡すれば一緒に郵送してくれます。