中医学に魅了され、
数千年前から伝承された文化とはなんと美しいものかと毎日感じています

まだまだ中医学のヒヨコ中のヒヨコですが
中医学者の著書を翻訳し皆さんに伝えることだったら私にできます

これから、自分のためにも、ちょこちょこ書いていこうと思います


どんなに偉い人でも、宇宙、大自然から見れば細菌ほどのちっぽけなものかもしれません

どんなに凄い人でも、大自然のリズム(規律、節奏)から逃れられません

そして生から死へ向かう命の線は、直線ではなく、曲折した線で、
リズムがあります

中医学とは
道教(老荘思想)から受け継いだ哲学をベースに
大自然のリズム(規律、節奏)と、人の命の軌跡を観察と感覚を通して把握し
精密詳細に記した学問です
(ただし、中国人を中心とした東洋人を観察した学問ですので、西洋人には適応しない場合があります)


同じ環境なのに、病気になる人とならない人がいます

何をしてもラッキーな人と、そうではない人がいます

自分も周囲も笑顔で心地いい雰囲気に囲まれている人もいれば
一方、仕事も家庭もギスギスしている人もいます

何が違うのか

きっと

大自然の大きいリズムに、自分の命のリズムを合わせられる人は
健康で、順調です
大自然のリズムに背く人は、体内の小さな自然に乱れてが生じて、病気になります

例えば、
植物は、春に発芽し、夏に大きく成長し、秋に実り、冬に眠ります

中医学の教えでは
人は、夏では、太陽にどんどん当たり、陽気という生命の原動力を成長させるべきで
夏こそ内臓を温める食物を摂取に陽気を養うべきです

そして冬では、「閉蔵」が大事で、
なるべく室内で、寒気に当たらず、夜はたっぷりと寝て、「隂」(体の潤いとなるもの」を養うべきです。

例えばこの自然に合わせたリズムを無視し、

夏に冷房がガンガン効いた部屋に閉じこもり、キンキンに冷えたものばかりを食べれば、
陽気が養われず、その秋冬はエネルギーがなかったり、やる気が出なかったり、寒がりになったと感じて過ごすことになります

冬に、健康のためだー!と言ってまだ暗い朝から外に走りに行ったり、寒中水泳をやったり、寝るべき夜に外で飲み歩いたりすると、「隂」が養われず、肌艶が悪くなったり、ハゲたり、不眠になったり、怒りやすくなったり、ほてりやすくなったり、夏は暑気にやられやすくなったりします。

これらを続ければそのうち形になった病気が訪れます

このように、自然との調和した生き方を詳細に教えてくれるのが、中医学かもしれません

科学的ではない、という人はいるかもしれません
中医学は、科学ではありません

幕の向こうにある「真実」を把握するために
幕に穴を開けて直接見ようとするのが科学です
「足」が見えれば、「尻尾」も見えるかもしれません
新たに開けた穴から新しいものが見えれば、主張も変わるのが科学です

中医学は、長い期間を通して、幕の向こうの影を観察し、「真実」を把握しようとする学問です。今後も観察を通して進歩することはありますが
そう簡単に変わるものではありません
中医学は、科学に反することは恐れません
ただ、「真実」に反することだけを恐れます

科学も、中医学も、互いに学び、成長すべきものです